どういう組織文化をつくるか

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組織文化(風土)という言葉はご存知であろうか。

私の場合、10年前に公認会計士試験の経営学の勉強で出会った言葉であり、概念である。

アメリカでは1970年代に、企業文化の構築がどれだけ企業業績の向上や改善に効果があるかという視点で、企業文化の研究が盛んになったといわれています。

また、1982年にトム・ピーターズが企業文化のコンセプトで『エクセレント・カンパニー』という本を出版し、ベストセラーにもなりました。

企業業績の向上や改善に企業文化が占める割合は大きく、またM&Aでも成否は企業文化の融合ができるかどうかにもかかっているといわれます。

公認会計士試験時代の経営学のレジュメには組織文化は次のように定義されています。

■組織文化とは

「組織の成員が共有する行為基準、価値観、信念、慣行などの暗黙の了解すべて」

またその本質として。

■組織文化の本質

①公式的な行動規則と並存し、組織成員の行動に影響を与え、企業行動を左右する。

②企業イメージとして定着し、それが外部にも伝達されて社会性をもつ。また、その文化に共感する人間が集まるなど集団と関わりをもつ関係者を左右する。

③組織構造や行動規則に影響を受けるが、組織構造や行動規則がかわれば自動的にかわるものではなく固定的な性格を有する。

組織文化というものは個々の商店街にもあると思います。ただ、企業のようにこの組織文化を考えてみることはあるでしょうか。

商店街のお客は、商店街の文化を享受しているともいえるのではないでしょうか。その文化とあわなくなってきたあるいはその文化を維持することや変革することが無くなった時に、客は離れていくことになるのではないかと考えることもあります。

お客は買い物だけでなく、自己の生活スタイルと合致する文化で買い物をしていると思えるのです。

そういう文化をどうやって作り、提示していけるか。

自転車が猛スピードで走っている商店街もある。自転車の通行を阻止している商店街もある。
朝早くから店開きの準備をしている商店街もある。いつあくかわからない店がある商店街もある。
会話のある商店街もある。会話のまったくない商店街もある。

文化は固定的なので、急激には変えることができない。ただ、時代や環境に合わすことを努力しなくなった文化はすたれていく運命にあるのではないでしょうか。

レジュメには組織文化に対する経営者の取り組みとしてこう書かれています。

組織構造の変革にあたっては、組織文化の深層からの変革を伴わせるための努力が必要である。=形式的に組織改革を行ったとしても、そこに組織文化を内在させない限りそのような組織改革は内実を伴ったものとはならない。

商店街として、どういう組織文化を作っていくか。これは大きなテーマであり、取り組まないといけないテーマでもあると思います。

そこにいけば、笑いがあり、期待感があり、もう少しがんばってみよういう勇気をいただけたりと、全身で感じれる経験や体験ができる雰囲気を作り出せたとしたら、それに共感したい、関係性を持ちたいという方が増えてくるのでしょう。

そんなことを松下幸之助さんの書物にも載っていたと思います。(投稿記事『街の品位を高める』を参照ください。)

大阪ミュージアム構想においても、点から線、線から面に移る際に、どうやって文化を構築しなおすかに成否がかかっていると思えます。

そして最もキーになるのはやはり人なのでしょう。

人が一人立ち上がりました。彼に共感する人がもうひとり増え、二人になりました。三人になりました。と、共感する部分が大きくなっていた時、文化ができているのかもしれません。

地道な作業でありますが、誰かがやらないといけない作業であると思います。

            

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