平成21年3月11日付けの京都新聞の記事【三条通から京都動かせ 建築家ら 独自まちづくり計画】を読む。
記事によると、「嵐山から山科まで、京を横断する三条通の多様な魅力を地域振興に生かそうと、京の建築家やグラフィックデザイナーらの団体が、独自のまちづくり計画を考案した。」とある。
切り口は次の5つのようだ。
- 景勝地と映画が軸となる嵐山一帯
- 旧木場街と水路の歴史が残る西大路通−堀川通間
- 新たな商業エリア開発が期待され大企業も立地する市営地下鉄太秦天神川駅周辺
- 着物文化の再興を目指す堀川通−河原町通間
- サイクルロード整備に適した九条山周辺
5つの切り口がうまく線となり、面となるだろうか。
町づくりの始まりは"思い"であろう。
湯布院の町づくりのスタートは3人の思いからスタートした。成功するかしないかは人数ではなく、熱意である。
僕は熱意なくコミットと言う言葉をいう人は信用しない。この言葉は重い。
さて、自分が行きたい場所の一つに直島がある。
不便な島であるが、今や一日に500人は訪れるという。
過去には禿げ山として誰も見向きもされなかった。
その禿げ山である島を、「文化の島にしたい」と思ったベネッセの会長の福武總一郎氏の熱意が島を生き返らせた。
福武さん、秋元さんは、文化的事業を地域のコミュニティの中に組込んで、いわばアートをまちづくりのひとつのきっかけにしていこう、という思いももっておられました。その思いが、より直接的な形で結実したのが、「直島・家プロジェクト」でした。これは美術館から程遠い、本村地区で廃屋となった民家を保存修復して、現代美術館の展示空間にする企画でしたが、このプロジェクトの意味は大きかったですね。少なくともこれによって、江戸から明治にかけての記憶の刻まれた街並みが、さらに現代美術のもたらす刺激が、新たに若者を惹き付ける力ともなっている。ここにおいて、アートが街を活性化することが証明できたのです。(『安藤忠雄建築手法』「■直島のことー瀬戸内のネットワーク」より)
三条通りの思いは京都を動かすか。
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