『文化政策と臨地まちづくり (文化とまちづくり叢書)』(織田直文編著/水曜社)の第2章「民間活力による市街地再生ー大阪市中央区・空堀地区における長屋再生の取組からー」(田淵衣久子氏)を読む。
空堀地区は昔から好きで、ぶらっと歩くことがよくある。またいくつかの投稿記事もアップしている。
『空堀商店街を歩く』
『空堀商店街を歩く(2)』
『創造村をつくろう!ー大阪・キタからの挑戦ー』
『からほり倶楽部ー長屋再生プロジェクトー』
『【大阪市、町家を再生】を読む』
『【事例8】"外の目"が育んだ地域の新しい宝ーからほり倶楽部ー』
本章では、タイトルが示しているように、空堀地区の取組みとしては"民間活力による"ところに関心すべき事実がある。
筆者はの取組の評価として5点挙げている。
- 長屋建築に着目し、セルフビルド方式等による改装、修繕を主とするリニューアルによる再生をなし得た点
- 民主導によるまちづくりシステムの構築に成功している点
- <開かれた内発的地域開発>が成立している点
- マネジメント能力を有する人々が主導している点
- プロジェクトが点から線、線から面に展開できている点
民間活力による再生プロジェクト群であるが、「点から線、線から面」に展開されるようにマネジメントされている空堀地区の取組は見張るべきものが確かにある。
空堀地区を愛しているというところから生まれる活力が原動力であろうが、それだけでなく、その原動力を集結・持続させる主体者としての「からほり倶楽部」等が存在していることも不可欠かつ重要であることを本章を読んで再認識させられた。


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