『地場・伝統産業のプレミアムブランド戦略―経験価値を生む技術経営』の第5章 ハナマルキ㈱のこだわり高級味噌「王醸」「仙醸亭」「Myみそ蔵」を読み始める。
第2節商品の概要に「王醸」「仙醸亭」といった高級ラインの創出を手掛けた社長のコメントがある。
一般普及用の味噌商品を作ってきましたが、こういう商品群だけでいいのかという寂しい気もしていて、高級ラインも作りたかったというのが一番の理由です。
味噌全体の生産量は年々減少しており、また生味噌からインスタント味噌に市場がシフトする環境のなか、高級ラインを創出したのは経営者の気概だったようだ。
高級タイプを作ることは現場は嫌がるんです。だって、手間も時間もかかりますし、工場の稼働率が悪くなるわけですから。でも、高級タイプを持つことでハナマルキのイメージアップを図りたい。これだけ良質の味噌が作れる会社なら、他の製品も良いものだろうという印象を消費者に与えたいんです。「仙醸亭」や「王醸」が高い評価を受けることで、全商品のボトムアップが図れる効果があります。
なるほど。
この高級ラインの創出が会社の価値をどのように高めたか、本章を読み進めよう。

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