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地場・伝統産業のプレミアムブランド戦略―経験価値を生む技術経営』の第5章 ハナマルキ㈱のこだわり高級味噌「王醸」「仙醸亭」「Myみそ蔵」を読み始める。

第2節商品の概要に「王醸」「仙醸亭」といった高級ラインの創出を手掛けた社長のコメントがある。

一般普及用の味噌商品を作ってきましたが、こういう商品群だけでいいのかという寂しい気もしていて、高級ラインも作りたかったというのが一番の理由です。

味噌全体の生産量は年々減少しており、また生味噌からインスタント味噌に市場がシフトする環境のなか、高級ラインを創出したのは経営者の気概だったようだ。

高級タイプを作ることは現場は嫌がるんです。だって、手間も時間もかかりますし、工場の稼働率が悪くなるわけですから。でも、高級タイプを持つことでハナマルキのイメージアップを図りたい。これだけ良質の味噌が作れる会社なら、他の製品も良いものだろうという印象を消費者に与えたいんです。「仙醸亭」や「王醸」が高い評価を受けることで、全商品のボトムアップが図れる効果があります。

なるほど。

この高級ラインの創出が会社の価値をどのように高めたか、本章を読み進めよう。

平成21年12月4日付けの中日新聞の記事【滋賀ブランド策定へ 全体の知名度向上目指す】を読む。

記事によると、「印象の薄い滋賀、脱却を-。琵琶湖や近江牛、信楽焼など知名度のあるブランドを持ちながら県全体としての印象が薄いという課題を克服するため、県は「滋賀・琵琶湖ブランド」の策定に乗り出す。」とある。

確かに認知度は高くないのかもしれない。

ブランド化に向けた情報発信の仕組みを構築していくようだ。

地場・伝統産業のプレミアムブランド戦略―経験価値を生む技術経営』(同友館)の第2章 ソメスサドル(株)のプロ用馬具と最高級ブランド鞄を読む。

北海道でプロ用馬具と最高級ブランド鞄をつくる会社ソメスサドルが取り上げられている。

本を読むまで知らなかったのだが、馬具は一流プロ騎手にも愛用されており、鞄は洞爺湖サミットの首脳夫妻等への贈答品として脚光を浴び、伊勢丹本店でも人気を博しているようだ。

本書では会社の成功要因を丹念に分析されている。

成功のポイント(KSF)のひとつとして、ブランドの未来を担うものを育てるということが挙げられている。

「まず、ものづくりをしっかりやる。それと同時に、ものづくりに携わる人間が魂を込められる環境をつくろうとしている。つまり、「ものづくり」と「ひとづくり」を並行して行っているのである。」

社長のモットーは、いついかなる場合も「馬具屋であることを忘れるべからず」というもの。

本書では、当初職人気質が強い従業員をいかにエンジニアにするかに社長がトライしたことが記されている。

技術者の世界、いわゆる職人という世界ですが、私は社内では職人という言葉を使わないのです。職人という言葉は嫌な言葉ではないし、匠を含めて良い言葉なのだけれど、それには弱点があります。職人というのはモノを教えることができない、またしない世界です。苦労して覚えたことはなかなか人に教えないという世界。それでは困ると。だから、『君たちはエンジニアたれ』と。『人にモノを教えることだ』と。

また、ものの良さを最後に判断するのはお客様という成功のポイントも挙げられている。

以下社長のコメント。

作り手がこれは価値があるんだよ。これは素晴らしいんだよという表現は、私は気持ち悪いなというところが結構ありまして。シャイなのかわからないですけれど、そういうロジックじゃなくて、もっとちょっと違う迫り方ができたらいいかなというふうには思います。もちろん少しでも高く売りたい。それは当然のことですが、これはいいんだよ、素晴らしいんだよと作り手が言ったとしたら気持ちが悪いと。あくまで認めるのはお客様なのであって、評価をするのはお客様なので、というふうにあえて言いたいなという。微妙ですよね。


地場・伝統産業のプレミアムブランド戦略―経験価値を生む技術経営』(長沢伸也編著・同友館)を読み始める。

今回取り上げているのは地場産業ということで、関心をもった。

本書で取り上げた7社は元気である。何より商品が特徴的であるし、しかもかなり高めのプレミアム価格でありながら、熱烈なファンが多く、ブランド化しているという共通項がある。地方にありながら、全国区に存在が知られ、なかには世界に飛翔している企業もある。編者らは、これら各社の「感性に訴えるものづくり」に共感し、(1)商品開発マネジメントの立場から経験価値の枠組みでその商品を分析し、(2)技術経営の立場からその経営的特質を分析し、(3)経営学の立場からその経営環境分析・マーケティング環境分析を行い、これらの分析を通して各社とその商品の人気の秘密を解き明かし、成功要因を抽出することを本書で試みている。

MBCSにおいても、企業分析を試みているが、本書はいくつかの視点を与えてくれる予感がする。(『企業分析シリーズの掲載にあたって』参照ください。)

平成21年2月28日付の日本経済新聞の記事【磨け地域ブランド●京都府・京丹後市】を読む。

今回は京都府の「間人ガニ」が取り上げられている。

「幻のカニ」と珍重されているズワイガニのようだ。

港が浅く大型船がつけられないことと漁業権も制限されていることから、5隻の小型船で水揚げしているという。

とりすぎないことと育てることに注力して、持続可能な資源管理をしている。

記事では、「規模や効率より、希少性と持続性を重視する考えは、京の老舗の経営哲学に通じる。」と締めくくられている。

カニはここ10年食べていないな。

平成21年2月25日付けの福島民報の記事【本宮ブランド特産品開発 本宮市商工会が10日発売 】を読む。

記事によると、「福島県本宮市商工会の本宮ブランド「健康特産品開発」プロジェクト発表会は24日、市商工会館で開かれ、市特産の本宮烏骨鶏(うこっけい)と白沢とろろ芋を使って健康をテーマに開発した五つの特産品を発表した。」とある。

地元の特産品に着目し、それをブランド化していく流れが地域で出てくるのだろう。

ブランドを作り上げていくのは、「一澤帆布」のように一歩一歩築きあげていく地道な作業のようだ。(投稿記事『また悪い頭を働かせまして』を参照下さい。)

あるひとは「子供たちに素晴らしいスポーツシューズを与えたいという一念」といった情熱をもって、ひとつのブランドを打ち立てたと言う話も聞いた。

情熱と技術をもって、地道にMBCSもブランドを作って行こう。

平成21年2月21日付の日本経済新聞の記事【磨け地域ブランド●奈良県】を読む。

今回は奈良県の「奈良墨」が取り上げられている。

記事によると、「奈良県は千三百年の歴史を持つ奈良県の伝統産業だ。高句麗の僧・曇徴(どんちょう)が紙漉(すき)とともに製法を伝えたとされ、国内シェアは約九五%に上る。」とある。

業者数及び生産数量も下降傾向にあるようだが、"指筆"開発による需要の掘り起こしを行っているという。

"指筆"とは、記事には「曇りガラスに指で絵や字を書くと楽しく感じるように、書道用品を使った遊びを提案できないか」という発想から生まれたそうだ。

奈良の三条通りを歩いていたら墨筆の店をいくつか見かけたが、墨は奈良の伝統産業ということからということを初めて認識した。(投稿記事『三条通りを歩く』を参照ください。)

奈良にいた叔父が亡くなった時に、伯母から叔父の形見として頂いたのが叔父が使っていた高級な筆や硯や墨だったのだが、その墨も奈良墨であるのだろうか。使ったことはないのだが、その墨で写経でもしてみようか。

ps.神戸の仕事の帰り、JR大阪駅でビッグイシューを購入した。

20090221001.jpg

音楽を聴きながら、読もうと思ったら、三洋のCDラジカセ(SANYO CDラジオカセットレコーダー (ブルー) PH-PR63(L))が故障したようだ。アマゾンで2007年10月に5,603円で購入したのだけれど、残念。

MAC PCで音楽を聴こう。

平成21年2月19日付けの下野新聞の記事【地域の魅力情報発信を ブランド向上へあすセミナー】を読む。

記事によると、「地域ブランド確立の鍵は「情報発信」にあり-。情報技術を活用したまちづくり活動を展開する特定非営利活動法人(NPO法人)e-とちぎなどは二十日、ICT(情報通信技術)宇都宮地域セミナー「たからものがざっくざく 地域の魅力をどう発信するか」を宇都宮市の県総合文化センターで開く。」とある。

「地域に愛着を持ち、魅力を発信できればブランド力は向上する」とあるが、魅力の発信と期待と現実の照合を行い、さらに情報を発信する。

そういうフィードバックを通じて、ブランドができるのだろうか。個人的には情報発信は一つの重要な要件だと思うのだけれど、ブランンド力を向上するには別の要件も必要になるのではないかと思うのだが、未だ分からず。


平成21年2月7日付の日本経済新聞の記事【磨け地域ブランド●和歌山・海南市】を読む。

今回は和歌山県海南市下津地域の「下津ミカン」が取り上げられている。

和歌山の有田みかんの早生(わせ)品種と違い、こちらは貯蔵ミカン?ということ。

記事の写真には蔵の中にある木箱にずっしり詰まったミカンが写っている。

こういうミカンがあることを初めて知った。地元には文化があるようだ。

ちなみに、この貯蔵みかんは、「しもつみかん」として地域団体商標登録されているようだ。

平成21年1月26日付の山梨日日新聞の記事【地域ブランド力を強化 独自ロゴで特産品PRへ
早川町商工会と観光協会が認定制度】を読む。

記事によると、早川町の特産品であるヤマブドウワインや南アルプスハムのほか、住民が作るはちみつや木工芸に対して、町外の人にもっと知ってもらうため、地域ブランド力の強化として、認定制度と認定特産品についてロゴマークを張ってのPRを行うという。

ロゴマークの感じがいい。

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