【SS】managementの最近のブログ記事

以前の投稿記事『【協同組合で地域再生 注目集める豪州・マレーニ】を読む』について、問い合わせを受けた。

マレーニに関するいくつかの記事をチェックしていて、『あこがれの・ミニ協同組合のコミュニティー・マレニー』(ram_catalog@wiki)という記事に興味深い記載があった。

その記事では、今のマレーニを築く草創期から関わってきた「マレーニのマザー」のような存在だといわれるジル・ジョーダンが、システムを立ち上げる場合の「ゴールデン・ルール」についてのコメントを記載されている。

□一つ目は小さく始めることです。

大規模に始めようとすると失敗する可能性が高くなります。実践に必要なエネルギーは既に在るものをつかうべきです。お金を借るといった無理はしないで下さい。無理をすれば、最初に持っていたエネルギーが小さくなってしまいます。また、ニーズを確認することも忘れないで下さい。さらに、メンバー間でヴィジョンと目的を必ず共有して下さい。

□次のルールは全ての人を受け入れることです。

全ての人を受け入れる器を持ち、それをメンバー全員が意識して下さい。これにより、組織の考え方やメンバーの偏りを防ぐことができます。

□その次のルールは、お互いをトレーニングし合うことです。

組織維持に必要なスキルはもちろん、メンバー同士の関係作りの模索のトレーニングも重要です。このトレーニングを行うことにより、各自が持っている価値や貢献の認識を共有できるからです。これは困難なトレーニングですが、とても重要です。特に、ボランティアの価値や貢献は無視されがちになりますが、彼らの重要性を認識するためにも必要です。また、プロジェクトがうまくいくためには、各自の得意分野や興味を確認した上で、お互い補い合うことが必要です。

□さらに、対話の機会や場所作りを怠らないで下さい。

これは、新組織の立ち上げはもちろん、既存の組織とっても重要です。このような対話の機会を設けることで、組織に隠れていた歪みを見つけることができるからです。対話の場所や機会作りは、助けが欲しいと言える良い機会ですし、誰もが役に立てる良い機会です。

□最後は、楽しんで進めてほしいということです。

楽しんでやることほど、豊かなインスピレーション受けて活動することができます。

興味深い。

問い合わせでは、マレーニに関するビデオ(日本語訳)を見られたことがあるようで、再度その映像を見たいため入手方法等についてのものであったが、手掛かりを見つけることはできなかった。

個人的にも見てみたいものだ。

地場・伝統産業のプレミアムブランド戦略―経験価値を生む技術経営』(同友館)の第2章 ソメスサドル(株)のプロ用馬具と最高級ブランド鞄を読む。

北海道でプロ用馬具と最高級ブランド鞄をつくる会社ソメスサドルが取り上げられている。

本を読むまで知らなかったのだが、馬具は一流プロ騎手にも愛用されており、鞄は洞爺湖サミットの首脳夫妻等への贈答品として脚光を浴び、伊勢丹本店でも人気を博しているようだ。

本書では会社の成功要因を丹念に分析されている。

成功のポイント(KSF)のひとつとして、ブランドの未来を担うものを育てるということが挙げられている。

「まず、ものづくりをしっかりやる。それと同時に、ものづくりに携わる人間が魂を込められる環境をつくろうとしている。つまり、「ものづくり」と「ひとづくり」を並行して行っているのである。」

社長のモットーは、いついかなる場合も「馬具屋であることを忘れるべからず」というもの。

本書では、当初職人気質が強い従業員をいかにエンジニアにするかに社長がトライしたことが記されている。

技術者の世界、いわゆる職人という世界ですが、私は社内では職人という言葉を使わないのです。職人という言葉は嫌な言葉ではないし、匠を含めて良い言葉なのだけれど、それには弱点があります。職人というのはモノを教えることができない、またしない世界です。苦労して覚えたことはなかなか人に教えないという世界。それでは困ると。だから、『君たちはエンジニアたれ』と。『人にモノを教えることだ』と。

また、ものの良さを最後に判断するのはお客様という成功のポイントも挙げられている。

以下社長のコメント。

作り手がこれは価値があるんだよ。これは素晴らしいんだよという表現は、私は気持ち悪いなというところが結構ありまして。シャイなのかわからないですけれど、そういうロジックじゃなくて、もっとちょっと違う迫り方ができたらいいかなというふうには思います。もちろん少しでも高く売りたい。それは当然のことですが、これはいいんだよ、素晴らしいんだよと作り手が言ったとしたら気持ちが悪いと。あくまで認めるのはお客様なのであって、評価をするのはお客様なので、というふうにあえて言いたいなという。微妙ですよね。


神戸にあるクライアントの行き帰りに、そのクライアントの創始者の本を読んでいる。

三宮に行く方法は何通りかあるのだが、一人で行く場合は別のクライアントの交通手段を使うようにしている。行きと帰りで別の鉄道に乗る訳であるが、ふと今は両鉄道とも同じ会社になっているため、使い分ける意味がないかと思いつつ。

さて、創始者の本の話に戻ろう。今読んでいる二つの本の両方に『キリモミ商法』という経営手法が記載されている。

それを読んでいて思ったのが、"マーケットイン"という言葉である。

あかつき財務戦略研究所@MBCSの『プロダクトアウトとマーケットイン』の記事で引用されている"マーケットイン"の定義では次の通りである。

企業が商品開発・生産・販売活動を行う上で、商品・サービスの購買者のニーズ優先し、ユーザー視点で商品開発を行い、ユーザーが求めているものを求めている数量だけ提供していこうという経営姿勢。"売れるものだけを作り提供する方法"といえる。

創始者は、戦後自暴自棄になる青少年を見ていて、「青少年のためにスポーツシューズを作ること」を人生の目的としたされた。靴づくりを長田区の会社で習得し、一番スポーツシューズで難しいバスケットシューズに取り組まれたという。

作成したバスケットシューズの試作品をもって、問屋へ行ったら総スカン。

その総スカンから創始者は、バスケットシューズを履くのは問屋ではなく、バスケット選手であることから、選手に履いてもらおうと転換された。

選手に履いてもらったら、いくつもの課題が浮き彫りになる。創始者が行ったのは次の通り。

なんとかお願いして、午後三時からの練習に参加して、部員が練習する横でボール拾いをしながら、選手のフットワークを研究することを許されました。それから、毎日通って、選手の動きとシューズの様子を自分の目で見て、頭の中に叩き込んでいきました。そして、練習のあとで選手ごとに今のシューズのどこが問題かを尋ね、記録していったのです。その間にも、いくつか試作品を作り、選手に実際に履いてもらって、感想を聞く努力を重ねて行きました。(念じ、祈り、貫く―求める心が成功を導く (なにわ塾叢書)

そして新たな課題が見つかる。試作する。その地道な繰り返しを行う。この作業は株式会社一澤信三郎帆布の社長の言葉と通じるものがある。(投稿記事『また悪い頭を働かせまして』を参照ください。)


この繰り返しから,勝ち取った経営手法が「キリモミ商法」だという。

常に頭の中に問題意識を持ち、製品に改良を加えようとしていると、何かのはずみに閃きのようにアイデアが浮かんでくる。タコを入れたキュウリの酢の物が吸盤型のバスケットシューズに、そして、たまたま乗ったタクシーが急停車したことが、タイヤの原理を応用したバスケットシューズの完成に結びついたわけだ。このように一つのことで次々にイノベーションを起こして、新しい製品を作っていく方法から、私は「キリモミ商法」という独自の経営手法を体得した。(

聞いて、試す。この繰り返しにより、作り上げたブランドのようだ。

いうまでもなく中小企業には力がない。大企業の真似をしていてもしかたがない。そこで、ここはというところで、その一点を集中的に攻撃する。ちょうど錐で揉むように穴を開けていくわけだ。どれほど硬いものでも、鉄板でも、金槌で叩いただけでは穴は開かないが、錐でやれば小さいが穴が開く。いったん穴が開くと、あとはそれを広げていくのはたやすい。このような手法こそが中小企業のマーケティングに適している。

バスケットシューズで揺るがぬポジションを確立し、そしてマラソンシューズへと展開していく。

本には、マラソンシューズでメーカーの製品を一躍ブランドへ高める象徴となったシーンが写真として掲載されている。モントリオールオリンピックの1万メートルで金メダルをとったラッセ・ビレン選手が、履いていたメーカーのシューズを高々と掲げたウィニングラン!!

ラッセ・ビレン選手の靴も展示されているかと見たら、現在オリンピック博物館の展示のため貸出し中とあった。残念。

クライアントの方にラッセ・ビレン選手の話をご存知ですかと尋ねると、新入社員の時から、研修始め、耳に蛸ができるぐらい聞いているとのことだ。社員にも創始者の思考が伝承されているようだ。

そう、今のブランドができたのは、耳に蛸ではなく、"靴に蛸"を付けたことから始まったといえる。

マーケットインに迷ったら、"靴に蛸をつけてみよう"を思い出そう。

頂いた優待券でメーカー製品を購入して、愛社精神に馴染んでみよう。

シドニーオリンピックで金メダルをとった高橋尚子さんのマラソンシューズを見た。

靴を見た瞬間、すごく感動を覚えた。

この小さな靴を履いて高橋尚子さんは金メダルを取ったんだということが靴から
見える。

小さな靴を支える叡智がその靴に集約されているようだ。

創業から現在までのこのメーカーの靴づくりの技術や情熱が、あるいは一つの靴を作ることに関与する多くの人々の技術や情熱が、叡智となっているのであろう。

その叡智に感動したのだろうか。

創業者の遺した言葉を引用しよう。

私たちの場合の目標というのは、高橋選手そのものを強くすることではありませんけれども、これはいいシューズだったと、その選手に思ってもらえるような製品を作りあげることです。金メダルを目指して厳しい訓練に耐えてきた選手に、万分の一でも報いたいと願うわけです。それは善なる方向であり、人が幸せになる方向です。やはりそのことを第一としなければ、成功への道は遠いと言えます。どこかにごまかしがあれば、人は必ず見ています。(念じ、祈り、貫く―求める心が成功を導く (なにわ塾叢書)

現在、靴の博物館を作られているようですので、近日中には高橋尚子さんの靴も公開されるようです。

ある公認会計士の方とあるメーカーの靴の話をしていた。

その人が、「昔、そのメーカーの創始者の本を読んだことがあり、今はランニングシューズがメジャーですが、当初はバスケットシューズから始まったようです。(中略)いい本ですから、一度読んでみたら面白いですよ。」とおっしゃった。

また、「創始者が確か数年前に亡くなられた際に、新聞に一面の広告記事を出され、そのメッセージが素晴らしく表彰されたようで、そちらも読んでみては」と。

そういう話を思い出して、インターネットで検索してみた。メーカーのHPには当該広告記事は取り除かれていたが、多くの方がその広告記事に触れられていた。

ころんだら、起きればよい「失敗の履歴書」(2007年11月22日付けの日本経済新聞第12面)というタイトルのようです。

全文記事が見つからなかったのですが、いくつかのブログに引用されている言葉があります。

アクションを重ねれば重ねるほど、 苦労も失敗も増えていきます。質も量も共に。

でも、思い返してみれば、
そうした苦労や失敗を経なければ得られなかったはずのものが
きっと、あるはずなのです。

回り道かもしれないけれど、
それは、意味ある回り道だった。
長い目で見れば、そんなふうに思えることが、
少なからずあるはずです。

これ以外にも素晴らしい言葉が引用されているのですが、全文は別途図書館なりで調べてみようと思いますが、いい言葉ですね。

こういうのを珠玉というのでしょうか。

経営者としては、世襲制を敷かなかったことを聞いたことがありますが、創始者の思いはいまだに会社に継承されているようです。

週に一回は自社製品を身につける日があるようで、自社製品に愛着を持っている姿勢がうかがえますし、お客に対する社員の対応等も素晴らしいものがあると聞きます。

本社ロビーには、過去から現在までの有名選手のシューズが展示されており(本社ビル横に博物館も建設中のようです)、味のある字体で『健全なる精神は健全なる身体にやどる』という標語が掲げられているという。

よっちゃん先生の箴言「人生変えたきゃ、靴変えろ!!」ではないですが、メーカーの靴を購入したいのですが、僕の薄給からは当面難しく、会計士の方から進められたとおり、創始者が書かれた本を2冊アマゾンで購入してみた。

失敗や苦労にへこたれて何もしないのではなく、 どうやって乗り越えていくべきか、 その結果として手に入るものは何なのか、 そうした観点から、前へ前へと進む人生でありたいものです。

こうして勝ちとってきたブランドなのだろう。

平成21年2月18日付のロイターの記事【FRBのTALF、GMAC支援にならず】を読む。

記事によると、「米財務省に対し、米連邦準備理事会(FRB)のターム物資産担保証券ローンファシリティー(TALF)は対象が「AAA」格付けに限られており、GM系金融会社のGMACは同制度を利用できないと表明した。」とある。

GMACはGMの20Fとかをみると、重い足枷となっている。

どうなるのだろうGM。

そういえばスケジュール表に明日の午前GMと書かれていたが、別件であろうか。


4時半起きで仕事場へ。

行きの汽車のなかではいくつかの作業をする。

一本早い汽車に乗ったことにより、かなり早くついた。

いたるところに警備のための警官が立っているなあと思いつつ、打ち合わせまでの作業場所を確保しようと近くにあったチェーンの喫茶店に入る。

土曜日と場所がらもあり、広い店内には私一人ぐらいしかいない。作業していると偶然以前の同期が入ってきた。

広い店内に2人だけ、店員の方が人数が多いなか、イスをならべ、ご無沙汰な話へ。

そのまま、打ち合わせへ入る。会社のBGMかと思っていると、今日は街宣車のコールと警官の叱声であることが判明した。

打合せがおわり、手洗いに席をはずすと、フロアーに有名な政治家の名前があった。席にもどり、あの看板はあの政治家ですかというと、その方の事務所でよく歩いていますよと。上にはあの政治家もいてたまにあったり、前首相も来たりしますよ。

さすが政治家の町。

こちらは政治と全く関係のない仕事の話を終えた。

よっちゃん先生が8万円の靴を購入したという話を聞く。女性にもてるためのアイテムだそうだ。
印税で購入したのだろうか。

昼飯を食べて帰ろうと隣町で働いていた同僚の馴染みの店松坂でハンバーグランチを食した。その後、同僚馴染みのホテルのロビーでこの同僚はセレブだなと思いつつ、打合せをした。

MBCSのPJTに一人敏腕の助人が参加してくれることになった。

現在MBCSは仮説を置きつつ実行し、その結果を期待と検証するというフィードバックをこまめに実行している。今回の助人はたまたま打合せで出た会話がもとにメンバーの一人がもうひとつの仮説を立てたことによるようだ。(よく話を聞いて、考えているなと関心した)

3人の経営者の話題になった。

共通項は地元の小さな店から立ち上がり、小さな積み重ねをして今の地位を築かれてきた。

ある一人の経営者は現在仕事でも少し関与させていただいているのなか、地元のアルバイト店長から地元の一位になり、現在は業界のトップにのし上がり、スター軍団を引き連れている。

ある一人の経営者はメンバーがアドバイスをいただいている人であるが、地元の店舗から地元の一位になり、STEP BY STEPで業界のトップにのし上がっている。1000人近い従業員(派遣含め)いるが、上場しておらず、借入もなく、メディアにも出ないため、まったく知られていない隠れた成功者だろうか。最近はばんばん流しているCMをみるが。

ある一人の経営者はたまたま地元の仕事を一つ赤字で受けたことから、委託先が同じ仕事仲間を紹介してくれるうちに県内のその業界のシェアをほぼ全部取り、地元のその業界のある分野で一位になったことから、躍進がはじまったそうだ。その県の話が、他の県の業界にも広がり、気づいたら全国からのオーダーになったということ。また、地元の企業の別のニーズをくみ取った際にシェアの大半を握っていることから、ある仕事が実現した。それが実績となり、勝手に他の都道府県のとある機関から問い合わせが殺到し、業界の手続き面の効率化が全国規模になったようだ。その頃から、地元の県名で呼ばれていたのが、ちゃんと会社名で呼ばれるようになったということだ。

小浜氏のようなCHANGEではないが、MINOR CHANGEを繰り返そう。これら経営者がところどころ大きな方向転換の意思決定をしているが、その前に顧客のニーズをくみ取るminor changeを積み重ねているように、MBCSも小さな積み重ねを地道にやっていこう。

GDGDな話になってしまったが、一緒に仕事をしているある専門家の話を聞いてそういうことを再確認することにもなったのだが。

不景気のなか、CHANGEしていこう、それもMINOR CHANGEを!!

平成20年11月28日付の日本経済新聞の社会欄の記事【「一澤帆布」相続争い 「長男側の遺言書は偽物」 大阪高裁判決】を読む。

京都の人気かばん店の相続に関する骨肉の争いが続いているようだ。海外の有名ブランドでもこういう話を聞いたことがあるが、親の代の事業承継の難しさだろうか。

モノづくりの魂を受け継いだのは誰か。

現場の従業員およびお客がそれを決めるのだろう。

過去の投稿記事を参照ください。

また悪い頭を働かせまして
鞄の老舗の話

Panasonicが通期業績予想を下方修正というニュースを読んでいた。関西の馴染みのある企業なので、がんばってほしいものだ。

家の近くにはSHARPがあるが、子供のころから本社や工場をよく目にし、工場にあったスポーツ施設も使っていた記憶があるので、なぜか関西の企業は思い入れがあり、応援したくなる。

そういう心境は、監査法人時代のクライアントやその後に関与したクライアントにも通じるものがある。

関与した当初は前任者が過労死でなくなったとか、しんどくて逃げ出したという企業だったり、最悪の業績の企業に何か縁があり担当になるのだが、不思議に次の年には急激な業績アップにつながっていき、その後最高益を更新するクライアントも多かった。

あるクライアントは業績が悪く、リストラのあらしで従業員らもギスギスした状況の中、担当者の一人は海外へ、もう一人は退社といことで引き継いだクライアントで、経理部長も大株主が今年で撤退かもしれないと胸のうちをうちあけていたのだが、僕が関与したところは業績よくなりますよというと、ふふふと経理部長は笑っていたのだが、決算末に訪れると経理部長が神風が吹いていますと、過去5年赤字が黒字転換していた。

その後は不景気の中、コンスタントに業績がアップし、大株主であるある大企業でも、重要な事業と位置付けられた記憶がある。

辞めるて数年経つと、ロストされているケースもあり、担当者によってはMr.ロストと呼ばれる先輩がいたことを思い出した。ある上司から、彼が受け持つとすべて企業がロストしていくと。

優秀な方だとおもうのだが、そういうめぐりあわせとはあるのだろうか。

そんなことを考えたのも、本日クライアントに向かう途中ではいったレストランなのだが、一人で食事をするときはすいている店を選ぶ癖があるのだが、これが不思議に僕が入ると、人が次々に入り出すという引き運?は学生時代から感じるものがある。本日も満席である。

先月も本町のうどん屋さんに昼過ぎに入ったのだが、客はいず、店員の数人も休憩支度をして出て行ったのだが、その後次々にお客が入り出し、列が出来て従業員もテンヤワンヤ状態になっていた。

そんなことをクライアントの方に話したら、たまたまでしょうと。そうかもしれない。

大学時代、医学部の図書館から通う食堂があった。

古い店で客はいない。おじいちゃんとおばあちゃんが経営している食堂で、みそラーメンを食べたらこれがおいしい。おいしいですねとおじいちゃんに言うと、昔札幌で中華屋の××さんのもとで修行した味ですと。

でも客はこないので、今月で閉店するんですと。

その後、晩飯時には医学部の図書館からその食堂に週3日は通っていただろうか。他のメニュー、親子どんやかつ丼とか頼んでみたのだが、これもおいしい。てっきりファンになるのだが、客は確かにあまりみたことがない。

ただ、あるとき、店の前に行列ができていて、入れなかった日がある。後で聞いたところによると近くの寺で大企業の役員の葬儀が営まれ、その参列者が来たのだそうだ。その日からは客が入るようになり、いつの間にか閉店は延期され、いつの間にか、息子夫婦も手伝うようになっていた。

これも引き運?だろうか。それともたまたま?

クライアントの方にそういう話をした後、不思議なことに自分のLLPはなかなかそうならないんですよねというと、爆笑されていた。


平成20年11月19日付の岐阜新聞の記事【柳ヶ瀬商店街組合の元代表理事、着服で逮捕】を読む。

記事によると、「岐阜市柳ケ瀬商店街の柳ケ瀬通3丁目商店街振興組合の元代表理事が、アーケードの維持管理費など約1000万円を着服した問題で、岐阜中署は18日、業務上横領の疑いで、同市花沢町、元代表理事兼会計係のアルバイト森裕実容疑者(58)を逮捕した。」とある。

組合では、限られた人員で運営しているという特殊性ゆえ、その管理は適切に行われていなければいない。

会計係を担当していた時期に組合名義の口座から約90万円を引き出し、着服した疑い。

■会計係とは別の者が銀行印を一元保管する等運用を見直す必要があっただろうか。

■00年~06年まで会計係を担当しているが、長すぎる。定期的に会計係を替える、あるいは、一定期間、別の者が担当する等ローテンションを組む必要はあろうか。

■会計帳簿及び通帳のレヴューを別の者がすることはあったか。また、通帳と会計帳簿の照合はしていたか。

■定期的に抜き打ちの現金実査はおこなっていたか。

■第三者に会計周りのレヴューを依頼していたか。

閉じられた世界だからこそ、風通しはよくする仕組みを構築しなければならないだろう。


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